スペイン菓子工房ドゥルセミーナで手づくりしている
お菓子をご紹介します。
スペイン菓子工房ドゥルセミーナで手づくりしている
お菓子をご紹介します。
スペイン、アンダルシア地方発祥のお菓子。食べた時のほろほろと崩れる食感が特徴的です。
小麦粉とラード、砂糖を主原料としているポルボロンは、マンテカードから派生したクリスマスには欠かせない伝統菓子です。そのリッチな配合によるおいしさで、日本ではマンテカードより有名なポルボロン。ポロポロとして食べにくいときは、紙の上からギュッと握って少し固めると、食べやすくなります。Polvorón(ポルボロン)の語源はラテン語を由来とするPólvora(火薬)や Polvo(粉・塵)から来ています。
スペインのモスカテルワイン(マスカット種の甘いワイン)を生地に練りこんでいます。ワインの優雅な香りがするリング状のクッキーです。アーモンドパウダーの入った、独特の食感のクッキーです。
このロスコもポルボロンなどと同様にクリスマス時期に多く出回ります。たくさんの美味しいモスカテルワインがありますが、そのなかで焼き菓子にもっとも向いているワイン選びに苦労しました。
マンテカード(Mantecado) とは「Manteca(動物の油脂)でできた」という言葉に由来している、スペイン・アンダルシア地方のお菓子です。当店では現在、アーモンド味、ヘーゼルナッツの味、チョコレート味、オリーブオイル味の4種類扱っています。(写真はアーモンド味。アーモンドプラリネとシナモンを使用しています。)
マンテカードは16世紀ごろ登場したお菓子です。小麦粉とラード、砂糖、シナモンなどの香料を原料とし、ポルボロンと比べナッツ類の配合が少ないことが従来の違いでした。その他、油脂分の配合がポルボロンに比べ多いという点も挙げられます。
クーベルチュールチョコレート入りのマンテカードです。
ラードの代わりにオリーブオイルを使用し、より軽い口当たりに仕上げました。
ヘーゼルナッツがたっぷり入った香ばしいマンテカードです。
アニス酒、アニスシードがたっぷり入ったリング状のクッキー。崩れやすい食感で、アニスシードのプチプチ感があります。
キリスト教の四旬節に食べられるお菓子。柑橘で風味付けした牛乳に、パンを浸し、卵に通して油で揚げたもの。クリームのような食感をお楽しみください。(販売期間:4月)
セマナ・サンタ(イースター)の時期またはカーニバルの時期に食べられる伝統菓子です。花の形をした金属の型を使って油で揚げます。(販売期間:4月)
スペイン全土にある伝統的なデザートです。お米を牛乳で甘く煮てシナモンや柑橘で風味付けをしており、子供から大人まで楽しめます。スペイン産のお米を使用しています。
聖人の骨の意味。外のマジパン生地生地は骨の形、中の卵黄クリームは髄液を表します。11月1日の諸聖人の日前後に食べられています。
諸聖人の日(Día de todos los santos)はカトリック教会の祝日で、聖人をお祝いする日です。(販売期間:10月~11月)
11月1日の諸聖人の日前後にカタルーニャ地方で食べられるお菓子です。パナジェッツは色とりどりの種類があることが楽しみの一つです。マジパンをベースにしたバリエーションがあります。(販売期間:10月~11月)
サツマイモとアーモンドの生地の外側に松の実をつけ、香ばしく焼いています。パナジェッツの中でも一番人気のある味です。
スペイン北部、カンタブリア地方のパス渓谷で19世紀末頃から作られ始めたとされるチーズケーキ。現在では北部各地で主に食べられています。Quesoケソとはスペイン語でチーズ、Quesada pasiegaケサーダ・パシエガとはパス渓谷のチーズ菓子の意味です。
スペインアーモンドを使用した風味のあるマジパンを、かわいい動物の形に仕上げています。(販売期間:11月~1月)
スペインとフランス、2つの国にまたがっているバスク地方のお菓子。サクサクとしたクッキーに似た生地を使ったお菓子です。フランスではガトー・バスクと呼ばれています。チェリージャムが入ったものとカスタードクリームが入ったものと2種類あります。
揚げ菓子。マドリードでは、朝食やおやつとして食べられています。砂糖をまぶしたり、飲むチョコレートに浸して食べたりします。(販売期間:1月中旬~3月中旬)
スペインのクーベルチュールを使用。濃厚なチョコレートが味わえます。ビスコチョなどを浸して食べてみるなどの楽しみ方もあります。(販売期間:1月中旬~3月中旬)
マドリッドの北にある、作家セルバンテスの生誕地として知られるアルカラ・デ・エナーレスのお菓子。パイを高く焼き、2回糖衣をかけています。(販売期間:11月~3月中旬)
1月6日(キリスト教の公現節の日)のお祝のために、スペインでは1月5日夜や6日に皆でこの王様たち(三賢者)のリングケーキを食べます。中には陶器の人形やそら豆が入っており、人形が当たった人は一日王様になり、そら豆が当たった人はケーキの代金を払う、という遊びになっています。色とりどりのフルーツは王冠の宝石を表します。柑橘風味のお菓子です。
(販売期間:1月上旬)
ラード使用のパイ生地の中はスペイン語でCabello de Angel(天使の髪)と呼ぶ、そうめん南瓜のコンフィチュールが入っています。岡山県産のそうめん南瓜を使用。
ガリシア地方のタルト。ビスコチョ生地、そうめん南瓜のコンフィチュール、アーモンド生地、マルコナアーモンド片の層となっています。
トウモロコシ粉を使ったガリシア地方のふわふわのケーキ。オリーブオイルとトウモロコシの優しい味です。ガリシアのお菓子屋さんでよく見かける人気のお菓子です。
スペインアーモンドの女王マルコナ種を使用したマジパン菓子。素朴な中に豊かなアーモンドの風味をお楽しみいただけます。
バレンシアなど地中海地方のお菓子。茨城産のサツマイモのコンフィチュールをアニス風味の生地で包みました。砂糖のザクザク感も楽しみ。
ナッツに砂糖掛けし、ローストした香ばしいお菓子。ナッツの美味しさが際立った一品です。当店ではペカンナッツをご用意。
スペイン・カタルーニャ地方のお菓子で、カフェやレストランのデザートとして楽しまれています。通常は、「カスエラ」という素焼きの茶色の陶器にクレーマをいれ、上部をキャラメリゼします。当店では、お持ち帰り頂けるよう、クッキー生地で器を作り、クレーマを入れています。
スペインのクレーマ・カタラーナは、フランスのクレーム・ブリュレとよく比較されます。どちらが先かは諸説あるようですが、牛乳、卵、砂糖を使ったシンプルなお菓子は、いろいろな国や地域で古くから作られていたことは、容易に想像できます。
生クリームとチョコレートクリームが楽しめる、ポピュラーな生ケーキ。
スペインで100年以上続く老舗・チョコヴィック社のビターチョコレートを使用した、チョコレートムースをサンド。新鮮な生クリームとともに軽やかな2種類のスポンジで挟みました。表面は卵黄クリームを香ばしくキャラメリゼ、上にのせたフルーツとのハーモニーをお楽しみいただけます。
スペイン全土で食べられていますが、カタルーニャ地方でのみマッシーニ(イタリアのオペラ歌手の名前)の名前で販売されています。フランスではガトーサンマルクの名で知られています。
アーモンドをたっぷり使ったタルト。スペイン北部を旅する巡礼の最終目的地は、ガリシア地方のサンティアゴの・デ・コンポステーラ大聖堂。その大聖堂のある町、サンティアゴの名物菓子です。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの街のお菓子屋さんやいくつかの修道院で買うことができます。また、巡礼の道で通る町やガリシア地方のお菓子屋さんでも見かけます。サンティアゴのタルトは16~17世紀に生まれた古いお菓子で、現在ではIndicación Geográfica Protegida(地理的表示保護の制度)でガリシアの伝統菓子として保護されています。
トゥロンはスペインのクリスマス伝統菓子。当店店主がスペイン各地で食したトゥロンの中で1番おいしいと感じた、スペインの老舗トゥロン店・ムヨール社製の2種類(ドゥロ、ブランド)と当店オリジナル2種類(マジパン2味)の4種類をご用意。(販売期間:冬期)
トゥロンの主な材料はアーモンド、砂糖、蜂蜜、卵白。それらを煮た後にそのまま固めたドゥロ (固いの意味)、その生地を粉々にして練ったブランド(柔らかい)が最もポピュラーなトゥロンです。そのほかマジパンタイプに卵黄を練りこんだ「トゥロン・デ・イェマ」、マジパンタイプに砂糖で煮たフルーツを埋め込んだ「トゥロン・デ・フルータ」、ココナッツを固めた「トゥロン・デ・ココ」などが伝統的なものとしてあります。現在では、お菓子屋さんでもいろいろなバリエーションの手作りトゥロンなどを出していて、色とりどりあります。当店オリジナルのものはマジパンタイプでオレンジ味と生クリームとクルミ味の2種類です。
アニスで味付けした生地に、アイシングしたドーナツ型のお菓子。マドリードでサン・イシドロのお祭(5月中旬)の際に食べられるお菓子として有名です。15世紀ころから修道院で作られ始めたとされています。マドリードでは他に生地だけの素朴なトンタTonta、色付けしたフォンダンで飾ったリスタLista、アーモンドダイズで美味しくしたフランセサFrancesaがあります。(販売期間:4月~5月)
ロスキーリャとはドーナツ形を表します(ロスカ Roscaが語源。ロスコRosco、ロスコンRoscón、といった名前のお菓子はいずれもドーナツ形のお菓子)。オーブンで焼いたり、油で揚げたり、生地が違ったり、スペイン各地にいろいろな種類のロスキーリャがあるので、○○のロスキーリャと名付けることが多いです。
生地にバターをたっぷり入れて混ぜたスポンジ状のお菓子。当店では手折りの紙型を使い丁寧に焼いています。酪農が盛んなカンタブリア地方のお菓子らしく、バターの風味豊かなお菓子です。
ソバール=こねる、が語源のお菓子。昔は、パン生地の余った物を有効利用するため にバターを混ぜて作っていました(現在は違います)。スペイン北部の、カンタブリ ア地方にあるパス渓谷が発祥の地とされています。
アーモンド粉をふんだんに使った、とても柔らかな食感のスポンジケーキです。
マルケシータ(Marquesita)は、女侯爵または侯爵夫人を表すマルケッサ(Marquesa)と、小さな、という意味のシータ(-sita)を組み合わせて名づけられたお菓子です。20世紀前半にスペイン中央部トレド県のソンセカという町で菓子職人が作ったとされ、その美味しさと繊細さで有名になりました。当時は高価なお菓子だったため、主に貴族の婦人方に食されこの名前になったそうです。現在では修道院でも製造販売されており、手折りの四角い型で生地を焼いているお店もあります。
スペインではクリスマス前に1年間お世話になった方々に感謝の気持ちを込めて、生ハム、ワイン、トゥロン、ポルボロンなどを木箱やバスケットに入れて贈る習慣があります。「クリスマスバスケット」はこの習慣にちなみスペインのクリスマス菓子であるポルボロンやトゥロン、伝統菓子等を詰め合わせました。贈り物やパーティーにぴったりです。(販売期間:12月)
スペインにも「クリスマス」や「セマナ・サンタ(イースター)」などさまざまな行事があり、それぞれの祭日の時季だけに作られるお菓子があります。クリスマスでは、トゥロン、ポルボロン、マンテカード、マジパンなどは、家族が集うあたたかいテーブルになくてはならない存在です。 また、スペインのクリスマスは日本のように12月25日に終わるのではなく、1月6日の公現節まで続きます。1月5日や6日にはロスコ・デ・レイエス(王様たちのリングケーキ)を皆で食べるのが一般的です。
濃厚なヘーゼルナッツプラリネをミルクチョコレートでコーティングしました。ナッツの食感を残したプラリネはサクサクの食感で、アクセントにコショウを使った大人の方に特におすすめしたいお菓子です。(販売期間:11月~3月中旬)
濃厚なカスタードクリームと、キャラメルガナアッシュ、ホワイトチョコレートが一度に味わえる、贅沢なひと品。(販売期間:11月~3月中旬)
中が空洞になっているかわいい人形型チョコレートに、ポルボロン等のお菓子が3-4個入っています。開けたときのわくわく感を楽しめる、プレゼントにおすすめの一品です。クーベルチュールチョコレートを使用しています。(販売期間:11月~3月中旬)
西洋カリン「マルメロ」を砂糖で甘く煮て、カリンが持つ本来のペクチンで固めました。チーズやくるみなどと一緒に提供しワインのおつまみとして出されます。(マルメロが収穫される期間限定での販売:10月~11月)
バレンシア地方の厚焼きビスコチョ菓子。加熱したかぼちゃを生地に練りこみます。
薄焼きのパイ生地にカスタードクリームとリンゴを載せました。コカは地中海地方で多く食べられます。食事系が中心ですが、甘いコカもあります。(販売期間:11月~3月中旬)
栗のフラン。フランはプリン状のお菓子です。栗の風味が強く感じられる、ガリシア地方の栗のペーストを使用しています。、フレッシュクリームとどうぞ。(期間限定販売)
オリーブオイルたっぷりの甘いおせんべい。アニスとゴマがアクセントで、直径約10cmと食べごたえも抜群です。香ばしいおせんべいと、まぶしたグラニュー糖がベストマッチ。
アストゥリアス地方の郷土菓子。中はアーモンドと卵黄、ブランデーで風味付けし、糖衣でコーティングしました。
アストゥリアス地方のお菓子。パイ生地の中にはクルミの食感が楽しめる餡がたっぷり。はちみつ入り。さくさくで香ばしい生地と、餡の組み合わせをお楽しみください。(販売期間:11月~3月中旬)
北欧の民バイキングから伝わったという伝説のあるクッキー。生地を細くこねて様々な形に成形します。以前は復活祭のお菓子でしたが、現在は1年中食べられています。
アーモンドに砂糖がけし、ビターチョコレートやミルクチョコレートでコーティングしています。形が岩(Rocaロカ)のように見えることからこの名前になっています。食べやすい一口大の大きさです。(販売期間:11月~3月中旬)
香ばしく、ザクザクとした食感のよいパイ生地に砂糖をまぶして焼いたお菓子で、スペインのどこのお菓子屋さんにもある定番のお菓子です。当店では冬季限定でチョコレート掛けしたものも販売します(写真左)。(販売期間:11月~3月中旬)
クラッシュアーモンド入りの薄焼きクッキー。生地の片面にかけたチョコレートと、ざくざくしたクッキーの食感が魅力です。テハ=tejaは瓦を意味します。(販売期間:11月~3月中旬)
ラード、ワインを使ったクッキー生地にレモン風味をプラス。季節のジャムを包んでいます。イタリアのラビオリと同じルーツのお菓子で、バレアレス諸島のお菓子です。
卵黄たっぷりの濃厚なスペインプリン、トシーノ・デ・シエロが入ったロールケーキです。
当店人気のリンゴのタルト。旬の味を大切にするため、紅玉が出回る時期限定で販売しています。(販売期間:秋~冬期)
リンゴが生地にもたっぷり入った香りたつパウンドケーキ。くるみとレーズンも入っています。(販売期間:秋~冬期)
シェリーブランデーは、ヘレス地方で作られているスペイン固有のワインです。その歴史はフランスのコニャックより古く、13世紀までさかのぼります。黒糖を使った味わい深い生地と、シェリーブランデーに漬けこんだたっぷりのフルーツがお楽しみいただけます。
スペイン産アニス酒漬けチェリーとクーベルチュールチョコレート入りのケーキです。
(販売期間:11月~3月中旬)
スペインのレストラン、バルなどで飲まれる定番のカクテルです。シャーベットベースの飲み物で、とても冷たく、夏に大変満足感があります。シャンパンはぶどうジュースに置き換えて作っていますので、安心してお召し上がり頂けます。
(販売期間:6月中旬~8月下旬)
自家製のシロップで作りました。ライムやミントのさわやかさが夏の暑さを忘れさせてくれます!
(販売期間:夏期)
全粒粉の小麦粉を使ったスポンジケーキ。素朴な食感と全粒粉の香ばしさ、そしてバターの風味がたまらない一品です。
スペインの揚げシュークリームです。
バルセロナで学んだ、赤と緑のドレインチェリーが入ったカ ラフルなクッキー。ほろ苦い ビターチョコレートがアクセ ント。かわいさとおいしさを追求した自慢の一品。 (販売期間:11月~3月中旬)
「きらきら光る」という意味のクッキー。大粒の砂糖とクラッシュアーモンドが表面できらきらと光ります。空気を含んだ生地 はさくさく軽く、クラッシュアーモンドと の相性も抜群。
バターの風味豊かなクッキーに、さわやかな甘さのフランボワーズジャムをはさみました。幅広い世代に人気の一品です。
卵黄とオリーブオイルがたっぷり入ったほくほくクッキー。
スペイン産蜂蜜をたっぷり使用したクッキー。やさしい花の香りがふんわり広がります。サンドしたアプリコットジャムがアクセント。
猫の舌(ラングドシャ)を意味する薄焼きクッキー。スペインでも親しまれており、どこのお菓子屋さんにもあるポピュラーなお菓子です。当店ではヘーゼルナッツのクリームをサンドしました。
スペインのスナック菓子をヒントに作ったクッキー。ゴマとハーブが香ばしく、また岩塩を使用しているので少し甘塩っぱくなっています。「ワインに合う!」というお声もいただいております。
香りのよい、アールグレーの茶葉を練りこんでいます。ミルクチョコとよく合いま
す。(販売期間:11月~3月中旬)