スペイン各地のお菓子をご紹介します
スペイン各地のお菓子をご紹介します
ラード生地の中にジャムが入っています。イタリアのラビオリと同じルーツのお菓子。聖週間Semana Santa に食べます。
生地を薄く延ばしてラードを塗って巻き、さらに渦巻き状にした甘いパン。表面には粉糖がまぶしてあります。
カディス県の歴史的な村の一つ、メディナ・シドニアのお菓子。蜂蜜とナッツが主な材料で、アラビア語の”al-hasu"(=relleno・詰め物)が語源とされています。
卵黄をたっぷり使った濃厚なプリン。14世紀にカディス県のヘレス・デ・ラ・フロンテラの修道院で作られたのが始まりと言われています。
ワインを生地に練りこんだリングクッキー。モスカテルワインで作るのが定番です。
Manteca(動物の油脂)でできた、という言葉が由来のお菓子。スペインではいろいろな味があります。セビーリャ県のエステパという町が有名です。
ホロホロと崩れる食感が特徴的なクリスマスの定番クッキーで、マンテカードから派生してできました。小麦粉、砂糖、アーモンド、ラードが主原料です。
パンという名前ですが、トゥロンと似ています。中に挟んであるフルーツの砂糖漬けや卵黄のクリームが重なり、層になっているお菓子です。
オリーブオイルたっぷりの甘い薄焼きクッキー。アニス、ゴマ、オリーブオイルがアンダルシア地方らしいお菓子です。
グラナダ県の小さな村、サンタ・フェのケーキ。縦にしたロールケーキの上に焼き色をつけたカスタードクリームがのっています。
厚焼きのビスコチョ菓子で、かぼちゃを焼いたものを生地に練りこみます。
薄いタイプのコカにカスタードクリーム、りんごのスライスを載せています。コカは地中海地方で多く見られます。
牛乳や卵白、砂糖を使用して作った、冷たいデザート。柔らかいアイス状で、レモンやシナモンで香りづけします。
スペインの揚げ菓子。中にクリームやジャムを入れて食べます。
トゥロン・ドゥロ (固いの意味。トゥロン・デ・アリカンテ)、その生地を粉々にして練ったブランド(柔らかい。トゥロン・デ・ヒホナ)が最もポピュラーなトゥロンです。そのほかマジパンタイプ、チョコレートタイプなど様々な種類があります。
トレドが発祥の地とされています。侯爵夫人を表すマルケッサ(Mrquesa)が名前の由来です。お菓子屋だけではなく、修道院でも販売されています。アーモンドたっぷりのスポンジケーキです。
トレドの街が発祥の地とされています。人形の形に焼いたり、卵黄クリームなどの中身を入れたり、様々な種類があります。
パイ生地で作ったリング状のお菓子。卵黄と砂糖の2種類のアイシングでコーティングしてあります。
スペインの代表的な揚げ菓子。マドリードでは、朝食やおやつとして食べられています。砂糖をまぶしたり、飲むチョコレートに浸して食べたりします。
カタルーニャ地方ではいろいろな種類のコカが作られています。食事系だけでなく、クリームや砂糖漬けのフルーツやドライフルーツが乗ったものなどで、生地も発酵生地やパイ生地など、薄く作られ上に物が載っているのは「コカ」と呼ばれています。
バルセロナでは、チョコレート菓子がたくさん作られており、専門店もたくさんあります。ナッツの入りや、ボンボンショコラ、飲むチョコレート、工芸菓子やイースターの卵などが楽しめます。写真はCatàniesというナッツ入りのチョコレート菓子です。
四旬節のお菓子ですが、どの季節でも見られます。発酵生地でドーナツ状です。アニスシードやシナモンで香りづけし、油で揚げた後はグラニュー糖がまぶされています。
アラブ人から米をつかった食事として伝わったが、14c頃カタルーニャでアーモンドを使用したものに変わりました。menjarとは料理(Esp.comida)の意。その後カスティーリャ地方やイタリアやフランス(ブランマンジェ)に伝わりました。
白いフレッシュチーズに蜂蜜をかけて食べるお菓子。カッテージチーズ(Esp. requesón)で、mató または brossat と呼ばれます。
とろりとした、卵と、牛乳のクリームのデザート。シナモンやレモンで香りづけします。表面を焦がすのが定番です。
サツマイモとアーモンドを使った生地の表面に松の実をつけ、香ばしく焼いたお菓子。カタルーニャ地方では11月1日・諸聖人の日の前後に食べます。
果物の生産が盛んなアラゴン地方のお菓子。砂糖で煮たオレンジやサクランボなどがチョコレートでコーティングされているもの。アラゴンではその他ジャムなども作られている。
マジパンや栗のペーストを使って栗の形を作り、チョコレートでコーティングされたもの。やさしい栗の味が特徴的。
由来は諸説あり、19世紀に製菓店または修道院にて作らはじめられたとされています。
牛乳をコーンスターチで固め、油で揚げたお菓子。主にスペイン北部で食べられており、グラニュー糖やシナモンをかけるのが定番です。
スポンジとカスタードクリームを層にし、表面をマジパンで覆ったケーキ。表面を格子模様に焦がすのが定番です。
Goxuaはバスク語で、お菓子、ケーキを意味します。ヴィトリアでできたデザートです。底から生クリーム、スポンジケーキ、シロップ、表面を焦がしたカスタードクリームの順に層になっています。
パイ生地の中にカスタードクリームを入れたお菓子。表面にはアーモンドがまぶしてあります。
温めた羊の乳に酵素を加え固まらせるデザート。砂糖や蜂蜜をかけて食べます。
バターの入ったさくっとした生地にジャムやカスタードクリームが入っています。スペインではカスタードクリームが定番です。フランスではガトー・バスクと呼ばれています。
カンタブリア地方、パス渓谷地域のチーズケーキに似たお菓子です。
ソバール=こねる、が語源のバターたっぷりのお菓子。パス渓谷が発祥の地とされています。紙の型を使って焼くのが定番です。
楕円形をしたアーモンドタルトの上にアイシングをしたお菓子です。
北欧の民バイキングから伝わったという伝説のあるクッキー。バターたっぷりの生地を細くこねて様々な形に成形します。
クルミ入りの濃厚な餡をパイ生地で包んだお菓子です。
主に2月のカーニバル時期に食べられる、クレープに似たお菓子。ジャムなどを巻いて食べるのが定番です。アストゥリアス地方でも作られます。
アーモンドをたっぷり使ったタルト。スペイン北部を旅する巡礼の最終目的地、サンティアゴ、・デ・コンポステーラの町の名物菓子です。
トウモロコシ粉を使ったスポンジケーキ。ガリシアではトウモロコシ栽培が盛んなため、町のお菓子屋さんでよく見かけるお菓子です。
スペイン各地の様々なロールケーキの総称です。
牛乳や卵白、砂糖を使用して作った、冷たいデザート。柔らかいアイス状で、レモンやシナモンで香りづけします。
スペインの各地で見られるケーキ。生クリームやチョコレートクリームを挟みます。表面上部に卵黄のクリームを塗り、焦げ目を付けるのが定番です。カタルーニャ地方でのみマッシーニ(イタリアのオペラ歌手の名前)という名前で売られています。
牛乳やワインに浸したパンに卵の衣を付け、揚げたお菓子。表面にはグラニュー糖やシナモン、または蜂蜜をかけて食べます。
スペインの代表的な揚げ菓子の一つ。フロール(花)の形をした型を液状の生地に浸し、型ごと油に入れて加熱したお菓子。
牛乳、卵、砂糖、シナモン等を使った、冷やして食べる液体状のお菓子です。
お米を、牛乳と砂糖で甘く煮たデザート。香りづけとしてレモンやシナモンが加えられています。
豚の耳の形が名前の由来です。アニス酒やオレンジの皮などで香りづけし、表面にグラニュー糖をまぶしてあります。
パイ生地の焼き菓子。生地には砂糖がたっぷり練りこまれており、香ばしい焼き上がりです。チョコレートがついているものもあります。
アーモンドにチョコレートをコーティングさせて、岩(ロカ)のように作られたお菓子です。
西洋かりん(マルメロ)甘く煮たお菓子。薄くスライスして、チーズなどと一緒に食べます。
1月6日(キリスト教の公現節)のお祝いに皆で食べるケーキ。中には陶器の人形やそら豆が入っており、人形が当たった人が王様、ソラマメが当たった人がケーキ代を払う、といった遊びになっています。
ナッツを砂糖掛けしたお菓子。スペインではいろいろなナッツを使ったガラピニャーダスがあります。
アニスで味付けした生地に、アイシングしたドーナツ型のお菓子。サン・イシドロのお祭(5月中旬)の際に食べられるお菓子として有名です。15世紀ころから修道院で作られ始めたとされています。